シャンプーの基本的な知識として「アミノ酸系シャンプー」「石油系シャンプー」など、どう違うのでしょうか?
値段や香りだけで選ぶ傾向もありますが、石油系は安価で泡立ちもいいですが、洗浄成分が頭皮環境を悪くします。
50代、60代になり抜け毛が気になる、薄毛が目立ってきたなどの悩みは頭皮ケアの基本のシャンプーを変えるだけで抜け毛が減ります。
もし石油系シャンプーを長く使っている場合はアミノ酸系シャンプーに変えてみてください。
目次
頭皮ケアの基本はシャンプー
若い時はツヤがありキレイな髪だったのに、40代、50代と年齢を重ねてくると、頭皮の乾燥、かゆみ、匂いが気になったり、パサつき、コシやボリュームがない、抜け毛などの悩みは頭皮ケアを始めるサインです。
今はやりのヘッドスパなどの頭皮ケアに行かなくても、自宅で今使っているシャンプーを変えるだけで頭皮トラブルが改善されることはよくあります。
シャンプーの分類と選び方
シャンプーには、泡を作る界面活性剤が使われています。
その界面活性剤の分類として「石油系」「石けん系」「高級アルコール系」「アミノ酸系」などに分類されています。
シャンプーの見分け方
■石油系/高級アルコール系・・市販されているもののほとんどがこの系統になります。高級アルコール系と書かれていても石油系に変わりはありません。
値段が安く、洗浄力があり強い「脱脂力」「タンパク質変性作用」があります。
抜け毛や薄毛の原因にもなります。
シャンプーの裏面のラベルに記載されている成分で
「ラウレス硫酸Na」
「ラウリル硫酸Na」
「パレス硫酸Na」
などの硫酸系は、石油系の界面活性剤が使われ頭皮への刺激が強すぎます。
■スルホン酸系・・「植物由来」「無添加」を謳ったシャンプーによく配合され、洗濯用・住居用洗剤にもよく使われています。硫酸系に匹敵する強い「脱脂力」「タンパク変性作用」があり、魚毒性が強いです。
■石けん系・・環境にもよく洗浄力はありますが、アルカリ性で髪に対するダメージがあります。洗浄力が強く頭皮への刺激が強いので、シャンプーの成分としてはデメリットが多い。洗い上がりがパサパサ・ごわごわします。
■アミノ酸系・・刺激が少なくほどよい洗浄力で肌にも環境にもやさしいですが値段が石油系から比べると高めになりますが頭皮環境を整えるにはアミノ酸系を使うのが一番安心です。
※シャンプー購入時には裏の成分表を確認することは大事です。
「石油系」や「スルホン酸系」シャンプーをおすすめしない理由
「脱脂力」の強い成分はシャンプーの際に頭皮の健康を保つのに欠かせない保湿因子(NMFやセラミド)を強力に溶かして洗い流します。一度洗い流されたNMFやセラミドは、元の状態に戻るのに5~6日かかるといわれています。
アミノ酸系のシャンプーは頭皮にやさしい
「石油系界面活性剤シャンプー」を使っている場合は「アミノ酸系シャンプー」に変えるだけで抜け毛が少なくなったり頭皮環境が良くなっていきます。
加齢で抜け毛や薄毛が気になりだしたら、シャンプーをアミノ酸系に変えてみてください。
➡ アミノ酸シャンプーは頭皮の乾燥やかゆみに!抜け毛や薄毛の原因を解消
アミノ酸系シャンプーは
・肌に対する刺激が少ない
・頭皮・毛髪にやさしい
・モチモチしてクリーミーな泡立ち
・洗い心地も良い
特に頭皮や髪のトラブルを抱えている方はアミノ酸系シャンプーに変えてみてください。
アミノ酸系シャンプーに変えるだけでも抜け毛が少なくなります。同時に洗う時に頭皮をやさしくマッサージしながら洗うことで血行がよくなります。
もう一点は、シャンプーの洗い方やすすぎ方もとても大切です。どんなに頭皮にいいシャンプーを使っても洗い方が間違っていると頭皮環境をよくすることはできません。
➡ 50代女性頭皮の汚れは抜け毛・薄毛の原因!必見シャンプーと頭皮マッサージ
※アミノ酸系のシャンプーはエコなシャンプーともいえます。生分解性があり、生活排水として流れていくシャンプーの中でも、環境にも配慮されたやさしいシャンプーだからです。
➡ 抜け毛・ボリュームアップにマイナチュレ無添加頭皮ケアシャンプー
抜け毛や髪ヤセ・ツヤなしは加齢のせいだけでしょうか?
40、50、60代と年齢を重ねてくると抜け毛、薄毛、髪ヤセ、パサパサなどの髪のトラブルは加齢だけの原因ではありません。
長い間使ってきた硫酸系の洗浄成分で毎回シャンプーしていたことも原因しています。
硫酸系成分には、とても強い「脱脂力」と「タンパク質変性作用」があります。
頭皮の健康を保つ保湿因子が、長年使ってきた硫酸系シャンプーで頭皮環境を悪化させています。
さらに
すすぎをしっかりしていないと頭皮にその毒成分が残り、保湿成分や頭皮細胞を作るたんぱく質を破壊していきます。敏感肌の方は、慢性的な肌荒れやニキビ、抜け毛の原因になると言われています。
すすぎは洗いよりも大切と言われています。
赤ちゃんが誕生した時に、おかあさんの使っていたシャンプーがニオイでわかると聞いたことがあります。
強いタンパク質変性作用を持つ成分は、皮膚から体内に吸収されやすいと聞いたことがあります。その影響を心配する専門家もいます。